maruo_yasuko

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◉製本などなど
[製本]

astarisk

綴じれば、本になると思っていた。
…道、遠し。深し。

企画展オリジナル制作で造本設計や装丁まで、
数年前、製本教室の門を叩いた。 
山崎曜先生の『手でつくる本』の教室である。
ブックデザインから、 もっと製本を学びたいと思った訳ですが、そこって全く さかさまといっていい、と。。


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ルリユールの本
2013

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入門時のカリキュラム。
紙をおること、花ぎれを編むむずかしさに、驚きの連続。
好きな布を探して、裏打ちも。
製本材料を探すことも楽しみ。



ハードカバーの本
手持ちの並製本を上製本に仕立て直す。より愛着がわきます。1年に1冊くらい作ってるかも。

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ガーデニング関係の硬めの内容の本を 楽しく開きたいと思い、表紙にはポップなイメージで ヴィぺールを使い、水玉を紙モザイク。2013


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オリジナルカバーの素敵な絵にうっとりしながら
布装、額縁的に嵌めてみたり。2016



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本のカタチの箱
2013

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シリーズの絵本5冊がセットできるように箱を制作。 外はクロス装、内にはイタリアのワックスペーパー。 表紙は、蔦の葉っぱをつかって、モザイクに。

※写真は、山崎曜の『手で作る本の教室』展3 図録より。
写真 栃木香織 本文デザイン 津村明子



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グラシン表紙の本
2015

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文学全集の一部を綴じ直し、グラシン紙を封筒状にして表紙とした。 乾燥したアジサイの花びらがかそけき、愛らしさで 壷井栄さんのテキストに挟むのに、いいように思った。



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白いキューブ本
2015

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かがりをひたすら、やってみたいと思ったら、キューブに なってしまった、という本。表紙は板材で重さがあるので、 開きは180度。



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『緑豆苑』
2016

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Steidl Book Award Japan 2016に 友人である 渡邊十絲子氏の詩作『緑豆苑』 本にし、 応募出品。
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詩のひと文字ひと文字を 白い紙に、白い文字を紙象嵌してみました。 めくりにくく、白×白で、よみにくいのですが、 詩をゆっくりたどって、 文字に攀じ登る様に読んでもらえたら、と思い 制作しました。 綴じの部分を、修正しようと思案中。



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硯(?)箱
2017

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友人からの依頼で、硯(?)箱制作。
布をすべて、共にするか?
中は、パッとかえるか?
など友人の気分を想像しながら制作


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